現代のアパートで建築費の予算のどこに重点を置いたら良いですか?

アパートはこれまでのように普通のレベルの建築費を投じて、ごく一般的な建物を完成させただけでは入居者を集められません。

ポイントについて考えてみましょう。

■とくに大事なのは設備・セキュリティ。

現代のアパートで建築費の予算のうち重点をおくとしたら、設備、セキュリティ、防音、耐震性の4項目です。

同じアパートでも女性に人気のアパートは設備が充実しており非常に先進的です。

またセキュリティ対策も一歩先を行っているので、それらを売りに空室率をゼロに近い状態にまで近づけています。

それ以外にも、ソーラーパネル(太陽光発電)の設置や通信環境の充実などがあげられます。

□参考サイト:女性限定は逆に危ない?女性の部屋探しの10か条

■宅配ボックスの設置などサービス合戦に。

アパートによっては個別に宅配ボックスを設置しているところもあります。

最近になって問題視されている宅配の再配達問題を解消する方策の1つです。

アパート経営は、今後サービス合戦の時代に入るとも言われています。

建築費はユニット工法なのである程度決められていますが、本気で収益率の高い長寿のアパートを実現させようと思ったら、建築費にいくらの予算を上乗せできるかが勝負になってきます。

■建築費は建築費として割り切っておいて、プラスの資金をいくら投入できるかを考えましょう。

アパート経営で注意すべきことは、重点対策がそのまま入居者へのセールスポイントになるという点です。

これまでのように、ごく普通のアパートを平均的な建築費を投じて建てたというだけでは、高収益・ロングセラーのアパートにはなりません。

アパートの建築費安く済ませると何か支障が生じるますか?

アパートの建築費用が相場より安く済ませられるなら誰でもそうしたいはずです。

しかしそうでなくても需要が減っている昨今、ネゴシは可能でしょうか。

考えてみましょう。

■アパートはユニット工法で価格は一定。

アパートはユニット建築といって設備や仕様の一式が決まっています。

モデルが一定になっているためコストパフォーマンスが図られ、効率よく短期間に建築できるようになっています。

現在では2階建てのアパート6戸が総額で4,000万円、8戸建てで5,000万円などとなっています。

このアパートの建築費から1割をネゴシすると400万円~500万円になります。

アパートのユニット建築にはグレードがありますから、そのグレードを下げるのは可能ですが、ユニットなので限界があります。

■1割の建築費削減なら可能です。

アパートの建築費のうち、グレードを下げて1割のネゴシをするのは可能ですが、2割の建築費を下げるのは不可能です。

ごり押しすれば、いわゆる手抜き工事の領域に入ってしまい、基礎工事の手抜きなどとなるため、建物の耐震性や安全性に支障を来すことになります。

また寿命も短くなり、その分の家賃の安定収入が見込めなくなり短命で終わります。

■現代のアパート建築は、建築費にどこまでのプラス費用を上乗せしてセキュリティや設備にお金をかけられるかが生命線になっています。

そもそもアパートよりもマンションに需要が傾いている昨今、セキュリティや設備によほどのお金を掛けないと経営は立ちゆかなくなっています。

それと逆行するようなアパート建築では入居者を集めることはできません。